ジュウニヒトエ(十二単衣)
科名・属名
- シソ科
- アジュガ属
原産地・分布
ジュウニヒトエの原産地は、ヨーロッパから地中海沿岸にかけての地域です。特に、南ヨーロッパに広く分布しています。日本には、明治時代に観賞用として導入され、現在では庭園や公園などで広く栽培されています。野生化している場所も見られます。
形態・特徴
草姿・生育
ジュウニヒトエは、常緑性の多年草です。地面を這うように広がる匍匐性の茎を持ち、ランナーを伸ばして繁殖します。そのため、グランドカバーとして非常に優れています。草丈は10〜20cm程度と低く、密なマット状に広がります。春になると、旺盛に生育し、緑の絨毯を形成します。
葉
葉は対生し、楕円形または長楕円形をしています。葉の縁には鋸歯があり、光沢があります。冬場でも葉は枯れず、常緑を保ちます。葉の色は、品種によって緑色だけでなく、赤紫色や斑入りなど、多彩なバリエーションがあります。特に、銅葉の品種は、秋から春にかけて美しい色合いを見せ、庭のアクセントとなります。
花
ジュウニヒトエの花期は、春から初夏にかけてです(4月〜6月頃)。直立した花茎を伸ばし、穂状に小花を密につけます。花色は、青紫色が一般的ですが、白色やピンク色、紫色が濃い品種など、様々な色があります。花は小さくて可愛らしいですが、数が多く咲くため、遠目からでも華やかな印象を与えます。名前の「ジュウニヒトエ」は、花が幾重にも重なって咲く様子を十二単に例えたとされています。花は蜜を豊富に含むため、ミツバチなどの昆虫を呼びます。
実
花後には、種子を含む小さな果実ができますが、目立たないため観賞の対象とはなりにくいです。
品種
ジュウニヒトエには、数多くの品種が存在します。葉の色や模様、花色などに特徴があります。代表的な品種としては、以下のようなものが挙げられます。
- アジュガ・レプタンス(A. reptans):一般的な品種で、青紫色の花を咲かせます。
- チョコレート・チップ(Chocolate Chip):小型で葉が銅葉になる品種です。
- バーガンディ・グロウ(Burgundy Glow):葉が赤紫色で斑入りになる品種です。
- マルチカラー(Multicolor):葉に赤、ピンク、クリーム色などの多様な色が入る品種です。
- アルバ(Alba):白色の花を咲かせる品種です。
品種によって生育の強さや耐寒性などが異なる場合があります。
栽培方法
日当たり・場所
ジュウニヒトエは、日向から半日陰まで幅広く適応しますが、葉の色を鮮やかに保つためには、午前中の日光が当たる場所が理想的です。強い西日は葉を傷める可能性があるため、避けた方が良いでしょう。半日陰でも育ちますが、日照が不足すると花つきが悪くなったり、葉の色が薄くなったりすることがあります。
水やり
地植えの場合は、根が張ってしまえば、基本的には雨の水で十分です。乾燥に比較的「強い」方ですが、夏場の猛暑で乾燥が続く場合は、朝か夕方に水やりを行ってください。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。過湿は根腐れの原因となるため、水のやりすぎには注意が必要です。
用土
水はけの良い土を好みます。市販の草花用培養土に、赤玉土や鹿沼土、パーライトなどを少量「加えて」水はけを向上させると「良い」でしょう。粘土質の土壌で育てる場合は、腐葉土などを混ぜて土壌を改良する必要があります。
肥料
元肥として緩効性の化成肥料を少量「施す」程度で十分です。生育が旺盛なため、肥料の与えすぎはかえって「生育を悪く」することがあります。春の花つきを良くしたい場合は、春の開花「時期」前に液体肥料を数回「与える」のも効果「的」です。
植え替え・植え付け
植え付けや植え替えは、春(3月~4月)または秋(9月~10月)が適期です。株間は、密に広がりますので、20cm「程度」あけると良いでしょう。移植を嫌うため、一度「植えたら」あまり動かさない方が良いです。ただ、繁殖力が強いため、広がりすぎた場合は、適宜「整理」してください。
増やし方
繁殖力「が」非常に「高い」ため、特別な「手」間「い」らずで「増やす」こと「が」できます。
- 株分け:春(3月~4月)または秋(9月~10月)に、株を掘りり上げ、根「付き」の良い部分を数「個」に分けて植えます。
- さし芽:春「か」秋に、茎の先端を10cm「程度」で「切り」、水「に」挿すか、土「に」直接「挿し」て「根」を出させます。
- ランナー:地面を這うランナーの先端に子株ができますので、それを「切って」別「の」場所「に」植えれば増やせます。
自然に種子「で」も増えること「が」あります。
病害虫
病気には比較的「強く」、病気にかかる「こと」は少ないです。ただ、過湿「が」続くと根腐れを起こすこと「が」あります。害虫は、アブラムシが付くこと「が」あります。見つけ次第、ブラシ「で」こすり落とすか、薬剤「で」駆除します。
剪定
花「が」終わった後「は」、花「茎」を根元「から」切り戻します。こう「する」ことで、株「が」乱れるの「を」防ぎ、夏場「の」蒸れを防ぐ効果「も」あります。伸び「すぎ」た部分「や」枯れた葉「は」随時「取り除」き、風通し「を」良く「保」ちます。
利用方法
庭植え・グランドカバー
ジュウニヒトエ「の」最大「の」魅力「は」その「旺盛」な生育「力」と密「に」広がる性質「です」。そのため、「グランドカバー」として最適「です」。花壇「の」縁「や」斜面、「樹」下、「石」垣「の」隙間「など」、様々「な」場所「で」利用「でき」ます。景観「を」整え、「雑草」の抑制「にも」役立ちます。特に「斑入り」品種「や」銅葉「品種」は、葉「色」で一年「を」通して庭「に」彩りを与えてくれます。
寄せ植え
ジュウニヒトエ「は」、その「低」い草丈「と」葉「の」多様「な」色「合い」から、寄せ植え「の」縁「取り」やアクセント「として」も活躍「し」ます。チューリップ「や」スイセン「など」、春「に」咲く球根「植物」の足元「に」植えると、開花「期」が過ぎた後「も」葉「で」庭「を」飾ってくれます。花「期」の花「色」も様々「で」あるため、「他の」草花「と」の組み合わせ「も」楽しめます。
まとめ
ジュウニヒトエ「は」、丈夫「で」育てやすく、「グランドカバー」として非常に「優」れ「た」植物「です」。多彩「な」品種「が」あり、「葉」の色「や」模様「も」様々「で」あるため、「庭」のデザイン「に」幅「を」持「た」せ「て」くれます。春「の」可愛らしい花「も」魅力「的」です。初心者「から」経験者「まで」、幅広「い」層に「お」すすめできる「植物」と言える「でしょう」。
